ぴちかの毒親奮闘記。

毒親の毒に侵されて、自分を傷つけるしかなくなったゴミ以下の女のお話。

否定されない方法を求む。

 

母親はむかしからなんでも否定したがった。

だからかいまのわたしは、否定されることにとことん弱い。

怒られたりするのも怖くて、異常なほど怖がってる自覚もある。

鼻血でるほどビンタされた挙句、「この子は鼻血が出やすい子なのよ。強く叩かなくたって鼻血でるもの」なんて言われたらトラウマになりますわよ。

何か失敗すると、失敗した理由とか改善よりも、どれだけ怒られずにすむかをいつも考えてる。

例えばコップを間違えて落として割っちゃったとき。

中身がはいってるなら、いそいでふかなきゃいけないし、破片も拾わなきゃいけない。

でもわたしは逆。体がピシッとかたまる。

「やばい、どうしよう、怒られる。殺される」

冷や汗がどばっと出て、動けなくなる。

ただ周りの人間には、ただぼんやり立ってるようにしか見えないから、結局怒られる。

怒られてまたトラウマになって、余計にひどくなる。なんてひどいループ。

 

小学1年生のとき、お気に入りの傘を誰かに壊された。

誰かに壊されたことを悲しむのがふつうかもしれない。

それかどうしてそんなことをされたのかって、考えるのかもしれない。

でも私は、私が壊したわけじゃないその傘をみて

「どうしよう、絶対おこられる…殺されるかも」

なんて怖がって、一緒に学校からかえっていた友達とその友達のお母さんの目の前で、ボロボロ泣いた。

 

殺されるほど殴られたわけじゃないけど、たぶん毎回殺されるっておもうのは身体的な意味じゃなくて精神的な意味なんじゃないかって、最近になって気づいた。

 

 

母親は人の話を基本的に聞かない。

「どうしてこんなことしたのか、説明しなさい!」

と言われて説明しようとしても、1を話す間に母親は10話しはじめるし、なんだったらその1の話を全否定していかに自分自身が正しいかを証明したがる。

というわけで私は学んだ。

説明しなさい!という言葉には、なにも返しちゃいけない。

返したら返した分だけ傷つく。なら何も言わず黙していたほうが楽だ。

これはこれで母親は気に入らないみたいだけど…

黙ってちゃわからないでしょ!なんて怒るけど、口に出したところで分かってくれたことなんて一度もないよね。

 

 

いじめを相談したときも

「お前が変わらなきゃ意味がない」

と言われたし、いじめられるから学校に行きたくないって言ったときも

「今日学校にいかなかったとして、何が変わるの?」

と言われて無理やり学校に行かされて。

それで最終的には学校のトイレでリスカしてたところを教師に見つかったときにはなんだっけ?

「なんでもっと早く言ってくれなかったの?」

「こういうことする前に相談してね」

ハッハッハー。笑えるね。

それにリスカのこともわたしがいる目の前で

「軽い気持ちでつけたんだと思います。気にしないでください」

なーんて、養護教諭の人に説明してたものね。

死ぬ方法を無意識に検索してたり、気づいたら高い場所に立ってたりするのが怖くなって、そういうフッ…と意識がなくなる前に、リスカして意識を戻すようにして必死に生きようとしてたことも。

そういう傷跡をみて、わたしはまだ生きたいと思ってる。まだ大丈夫だって、安心を得ていたことも。

きっと母親にとってそれは、「軽い気持ち」だったのだろうね。

リスカの痕をみて、「お嫁にいけなくなるよ」なんて言っちゃうしね。

 

もちろん、母親の機嫌が最高にイイときは、とってもイイ母親。

だからこういうことを思っちゃう私自身は、死ぬべきなんじゃないかって思ったりもする。

でも最近いろいろな毒親の話をきいてると、わたしの母親ももしかしたらそうなんじゃないかっておもったりもしてて…

そう思う自分もまた毒をもった子どもなんだろうな…なんて悪循環ぐるぐる。

 

子供のころから否定されたり怒られたりするのが苦手な人間なわけで、たぶんそれはトラウマ的なところからきてるのかなって自己分析してるけれど。

こういうのって、どう乗り越えていくのが正解なんだろうね。

誰か否定されない方法か、否定されても大丈夫な教えて。